今回は霊園の依頼により、御影石(稲田石、庵治石)のクリーニングを依頼されまして、
専門的な内容の為、石材ケアで著名なドレストン中部の新田倖石先生にクリーニングを行って頂きました。
私も記録係でそばにいたのですが、君も手伝いなさい!と声を掛けて頂き、1週間一緒に作業させて頂きました。刷毛の使い方だけでなく、石材メンテナンスの考え方までいろいろな事を学ばせて頂きました。
↑部分テスト(除塵、水洗いの後、ケミカル添付)
↑ケミカル反応後、水による洗浄、乾燥
刷毛に汚れが移りまして、新田先生が「これを業界の専門用語で『来た!』というんです」と冗談をいいながら、周りを和やかな雰囲気にして作業が進められました。
↑小雨の中でも洗浄作業が続けられました。
↑作業前の左部分と作業後の右部分とのコントラスト
作業しながら上手に違いを見せてくれます。
逆に言うと作業前のものは写真でもない限り人は正確に覚えていないのものです。
↑作業完了後
石材のクリーニングは高圧洗浄機を使うイメージがありましたが、ほとんど使われませんでした。石の素材を大切にするケアという考え方が大切だそうです。水を掛けるのも雨が降るようにシャワリングして洗剤を洗い流しておりました。ケミカルを塗布した後も濡らしたタオルで薬品を数回拭き取るという手作業を丁寧に行っていきます。作業する私も石にいたわりを感じました。古くなった石材を取り替えるのではなく、汚れを取り除いて再生させることにとても共感を覚えます。今回は御影石の粗面仕上げのクリーニングの写真が中心でしたが、本磨きや雑草対策など、お墓に関するクリーニングの相談も承っております。お掃除の標準コース、徹底コースなどメニューも取り揃えております。お気軽にご相談下さい。
お墓のことなら
有限会社 榎本石材
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