採石場から切り出された原石はどれくらい製品に使えるのでしょうか。
採石場による検品方法を再現して頂きます。
この大きなブロックに水を掛けて濡らします。
原石にはキズ、ムラ、スジ、ダマといわれる自然の模様があり、
中でもキズは亀裂の為、使えません。
色の違いがムラ、黒い塊がダマと呼ばれます。
このような仕分けによって、この原石は採れる所がほとんどなく、
もったいない事ですが、墓石に使われない事になります。
採石場から工場へ出荷される原石の歩留り率は10%〜20%です。
工場へ搬入された原石の40%〜70%が墓石になります。
全体として採石量のわずか5%〜15%が墓石として使われます。
国産品はこの仕分けを厳密にされています。
ムラやダマは石の質はほとんど無いため、お客様と確認が取れていれば(大変難しい課題ですが)、
このような材料も外柵などに使用出来、価格も抑えられます。
採石場も階段状に掘っていき、階段の勾配が70度のすり鉢状なったら、
寿命となります(閉山)。
限りある資源を大事にする取組みを考えていきたいと思います。
(有)榎本石材
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