加工工程について
切り出された原石は工場で加工されていきます。
はじめに大きく切断する切削工程があります。
直径により分類されます。
大口径 75〜120インチ
中口径 75〜40インチ
オフカット 40インチ未満
小さい程精度よく切削できるため、切断に3段階あります。
次の工程に影響を与えるので、精度が重要です。
大口径は直径3mにもなり、刃の厚みは17mmもあります。
大口径で切断出来る幅は33寸までとなります。
切削時間は一分間に6mmの早さで切り進みます。
一枚240万円するそうです。約3ヶ月で交換またはメンテナンスが必要です。
原石は最後まで切り落とすと倒れますので、少し残してフォークリフトで運び出して割ります。
一定の厚みに割り付けられた石材は、小割りされます。
制御盤に寸法をインプットされた自動オフカット機が精度よく切削します。
砥石を自動で取り替えて水平まで整えて面を研磨する性能があります。
傾斜のついた加工の研磨にはやはり人による手作業になります。
円錐状のダイヤチップのついたコアドリルで花筒などの穴を開けていきます。
香炉の形を削っています。粉塵が出るので、扇風機と集塵機の間で作業を行っています。
大きなR面はこうして作られます。縦の線状に切れ目を入れていきます。
Rの加工にはこれだけ手間がかかります。
Rの部分、花立てや香炉などの曲面は人による磨き作業となります。
次は石の研磨について詳しくご紹介します。
(有)榎本石材
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