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国産石材の彫刻・検品・出荷

石材の加工と同時に文字彫刻原稿の作成が進められています。

自動ゴム切り機

 

お客様から頂いた原稿をもとに確認用原稿を作成し、

了解が出てから、彫刻作業に入ります。

現在はパソコンで入力したものをゴムシートに合わせ、

文字部分を自動で切り抜いていきます。

 

石碑正面文字のゴムシート

ゴムシートの取りはがし後

 

切り抜かれたシートを石に正確に貼付けします。

そして彫刻する文字の部分を取りはがします。

 

彫刻室での作業

 

サンドブラストという方法で、金剛砂を強い風圧で吹き付けて

石を少しずつ削り取っていきます。大変な騒音と粉塵が出ます。

彫刻が完成し、最後に出荷の準備となります。

寸法、数量を最終的に検品し、

角が飛ばないよう、縄をまいて出荷の準備が整います。

 

出荷前の検品

石材の運送

 

福島から材料が届きました。積み降ろしにはクレーンで行います。

これで材料が揃い、現場での据え付け作業に入っていきます。

 

ここで一般的な中国工場の特長を簡単に紹介します。

・2005年頃までは多くの工場が有料工場として品質の良い墓石を生産

・2010年以降価格競争激化から安売り工場が増加(品質より低価格を重視して販売)

・安売り工場の品質低下の要因は不良原石の使用(歩留り率が高い)

 加工工程の手抜き、検品の不徹底による寸法のずれ、機械の老朽化、設備投資の遅れ、工員不足など

・木枠で梱包されて輸送されるので、数回にわたるコンテナの積み降ろし、輸送中の衝撃が発生する

・こうした問題を輸入商社が検品、修理して品質を維持している

 

以上日本銘石様の研修の資料を参考に現場の写真をつけてご紹介させて頂きました。私自身も採石場のことなど知らないことが多くありました。これからも学びを深めて参ります。

 

 

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